先輩社員の声voice

VOICE 08

O.H

O.Hさんを表現する検索ワード#もとマッサージ師 #エース営業 #女性 #未経験 #ポジティブ #わからないことは聞く #提案の面白さ

異業種からの転職

個人事業主のマッサージ師としてずっと働いていましたが、子供二人の小学校入学をきっかけに、異業種でもいいので転職して正社員として働きたいと考えました。タケミ企画へは事務職で応募。ところが面接時、社長や上司から「君は営業向き」と言われ、未体験ながら営業職に挑戦してみることになりました。私が入社した時は営業部署はなく、一人で切り盛りしていた前任者に付いて営業ノウハウを覚えました。お客さまからの依頼に対応するだけの受け身色の強い体制でしたが、前任者が定年退職して私が顧客を引き継いだことを機に、もっと能動的に仕掛けていこうと営業部を設立。新たなメンバーも入り、現在の4人体制となりました。

接客業という畑違いの業界からの転職で、営業経験がなく、しかも女性と、マイナス要素ばかり。建築業界は未だに旧い考えの方が多く、私が電話で対応すると「事務員の女性ではなく、営業の男性を出して」と言われることも多々ありました。「杭屋ごときが!」と怒鳴られ、最初は悔しくて車の中で泣いたことも。現場では、職人さんの独特の言葉遣いに苦労しましたね。例えば、“コンパネ”のことを“厚ベニ”と言う人がいたり、工法も色々な呼び方があるので、変換(笑)しなければいけないんです。 わからないことはとにかくメモしまくり、後から教えてもらう。それを繰り返して、「なにくそ!」と自分を奮いたたせて、少しずつ不明点をクリアにしていきました。わからないことが多すぎて、逆に良かったのかもしれませんね。中途半端に分かっていたら、不安の方が先にたってしまいますから。それと聞くことが苦ではない性格も功を成していたと思います。今は杭施工のことをしっかり理解して、営業トークも様になってきたので、友好的に話をしてくれる人が増えました。女性であることが、ポジティブなギャップに変わったと実感しています。

私の営業スタイル

それまでの営業スタイルの課題点を考え、それを解決することからスタート。現場監督のフォローや確認を兼ねコミュニケーションを密にとることを心掛けました。そうしてお客さまと堅い信頼関係ができると、お知り合いの会社を紹介してもらえたり、声をかけてもらったりするケースが増えていきました。前職のマッサージ業とは全く違う業種・業容になりますが、お客様が望んでおられことに真摯に対応するという視点はどの仕事も同じです。お客様はそれぞれに違いますから、お話を伺い、見えないニーズを想像して、適格に応えていくことが大切だと思っています。
数ある杭のなかから最適なものを仕入れて売るだけではなく、提案したことを自社で施工でき、カタチとして残せることは、とてもやりがいがあり、今は仕事が楽しくて仕方ありません。

タケミ企画の強み

杭打ちはもちろん、その前工程となる旧建造物の障害物を壊し、撤去することまで一貫してできることは強みとして訴求できると思います。今までは「障害物が出てきたら、いったん機械は逃げましょう」と太刀打ちできなかった現場も、「今の杭打ちの機械に部材を足せば、そのまま施工を続けることができます」という提案ができるようになり、営業の幅もぐんと広まりました。
さらに私は杭打ち以外の基礎工法、柱状改良や直接基礎も同等に検討いただけるよう提案しています。地盤の条件に合わせて、それぞれの工法のメリットデメリットも提示することで、最終的にどの工法に決まっても、最初にその提案を織り込んだ私に話がまわってくるからです。杭打ち屋だから杭打ちがしやすい提案をするのではなく、全体を見て、お客さまにとって最適な工法を提案することを評価いただけています。

後輩の育成

わからないことは必ず、聞くことを徹底しています。わからないことをそのままにしていると、後でとんでもないことになりますから。一人ひとりと向き合い、理解しているかどうか確認しながら、焦らず詰込みすぎないように注意していますね。皆ができて当然と思っていることができないと「えっ!」と感じてしまうのは、自分の器が小さいからと反省し、自身がもっと成長するように努力しています。
そうして後輩をしっかりと育てて私以外の人でもできることは分担するシステムを整え、少しでも早く帰社したいと目論んでいます(笑)。

メッセージ

タケミ企画は、お客さま、協力会社、社員、すべてにおいて良質な人間関係を築くことができる会社です。個人的には重機の豊富さと大きさを体感できることも気に入っていますね。道路の高さなど、今まで全く気にもせず、見過ごしてきたことが、この業界に入って視野がぐんと拡大。見えてくるものがたくさん増え、得した気分を味わっています。だから未知の世界への挑戦に躊躇している人もぜひ足を踏み込んでほしいと思います。わからないことがあったら何でも聞いてください。できることはなんでも協力します。色々な工法を取り扱っている会社ですから、現場を見て、経験して、知識を増やしていきましょう。